こんにちは。

立岡靴工房の立岡海人です。

 

最近製作した靴で、新しい雰囲気のブーツが仕上がりましたのでご紹介します◎

 

 

 

セミスクエアトゥの、チャッカブーツです。

 

つま先が濃いめのダークブラウンで、色ムラやグラデーションを作っているのですが

靴の内側、ライニングのカラーをターコイズブルーにしました。

ティファニーグリーン、とかエメラルドグリーン、とも言えるような鮮やかな組み合わせです。

 

 

 

少しご注目いただきたいのが、ブーツの縫い目、フチの部分にグラデーションをかけました。

 

 

 

 

ダークブラウンからティファニーグリーンへのグラデーション、結構かっこいいです。

 

最近、色の持つ意味や心理的な効果ということが気になっていて、

ターコイズブルーは、「創造性」とか「自由」、「探求心」となどの意味があるらしいです。

少し赤みがかかったダークブラウンは、クール過ぎず暖かな、優しい印象。

それにターコイズの創造性、自由、探究心、というイメージが加わることで

ブラウン系の持つ柔らかさとか、安定感を残しつつもブレない道を突き進む！

みたいな想いが込められています。

 

 

 

 

そう言われて見れば、そんな気がしませんか？

実際にズボンを履くと隠れてしまうような部分ですが、履く人は色を意識出来るので

何かしら立ち振る舞いに影響があるのではないかと思います。

 

ちなみに。靴のさらに中。足の裏が当たるインソールの部分は

 

 

そう、こんなバリッと鮮やかなイエローです。

履く度に目に入るので、なんとなく元気が出ます。

黄色は明るさ、とか活力、軽さ、そんなイメージ。

あと金運が良くなりそう。

 

 

こんな雰囲気の遊び心というか、

履く人がこうなるといいな！というメッセージが込められた靴です。

 

 

で、実際に想い描いたイメージに近づいていくのが不思議なところ。

 

オーダー靴に限りませんが、オーダーメイドで自分に合わせたものをつくると

自分が大事にしているものや、その時に必要なもの、優先順位が高いものが

オーダーの内容を決めていく中で見えてくることが多いです。

 

 

単純に赤い靴を履いて目立ちたい！という想いの中には、その人の心の奥にある

強い願望があったり、覚悟があったりしますし

 

例えばブルーを選ぶ方は、落ち着き、冷静さ、といった一般的なイメージの中に

新しい自分のステージに向けて、軽さよりは知的な雰囲気で、信頼感を大事にしたい。

という気持ちがあったりします。

 

その人が今後どんな人生を歩んで行きたいのか、お話を聞いていく中でデザインや色を提案しますので

作る方も応援したい想いが入ります。

 

 

今日はそんな靴の色の話でした。

 

デザインにもそれぞれ意味があるので、またご紹介します。

 

 

 

 

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