[トーク文字起こし]ラジオ放送 It’s My Home Partyで靴屋の過去と夢を語る。

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A さん
できた 

B さん
ありがとう

 

 

 

こんにちは。

立岡靴工房の立岡海人です。

先日、久々にラジオの収録がありまして、靴屋の過去と夢についてお話をさせていただきました。

 

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本日9月1日(土)12:30〜12:55にエフエム岡山さんの 「あなぶきホームの It’s My Home Party 」が

放送されたのを聞いていて、結構いい内容だったなぁ!と思ったので少しまとめました。

(少し表現変わったところもあるかもですが、大体こんなところです)

 

 

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ー今日はよろしくお願いします。今日のゲストは昭和36年より創業した靴屋さんの4代目で靴職人、立岡海人さんです。

まずはお店のご紹介をお願いします。革靴の専門店になったのはいつからですか?

 

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先代からは戦後から革靴の専門になったと聞いています。それより前は、「立岡旗店」という屋号でやっていまして

日本の国旗ですとか、染物、雛人形などを取り扱っていたと聞いています。

戦争中の資料で、岡山市の中心部に空襲で爆撃があった時の被害状況の地図があるんですが、その中にも名前がありました。

 

 

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ー最初からお店は継ぐ考えはあったんですか?

 

 

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最初はお店を継ぐという考えは全然なくて、むしろ将来は仕事をしたくないと思っていました。働きたくないなって。

家族が四六時中、家の仕事をしていましたから、休みもないし、いろいろ我慢しないといけないところも見てきたので。

それでも、大人になって社会人生活をしていくうちに、自分にしか出来ないことって家族のことかなぁって考えるようになって、

おじいさんおばあさんが生きているうちに家族孝行もしようかなぁ。ということで継ぐことになりました。

 

 

 

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ー創業者の頃からずっと靴職人の家系だったのですか?

 

 

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いいえ、立岡商店は物を仕入れて売る商売だったので、家族に職人はいませんでした。

戦後はほとんどのものがオーダーメイドの時代でしたから、職人を雇っていたと聞いています。

当時は進駐軍にも靴づくりの技術が認められたらしく、一番腕の良かった職人に当てた手紙も残っています。

それだけの人材と一緒に仕事をしていたこと自体、すごいことですけどね。

 

 

 

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ーでは、もともと販売をする商売からオーダー靴をつくる商売に変わったのはなぜ?

 

 

 

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子供の頃から物をつくったり触ったりするのは好きで、最初は家族と既製品の靴を販売していたんですが

人間の足は既製品に合うようにはなかなか作られていない状況があって、メーカーの価格競争や職人の高齢化もあって

お客様の要望に応えられる良い靴が提供しにくくなってきていました。

そもそも靴は一人一人足のサイズが違うし、元々は一点ずつオーダーメイドで作られていましたから

手間がかかってもものづくりの原点に帰ることを時代に合わせて変化させたという流れです。

 

 

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ー思い切ってオーダーメイドの専門店にされましたが、いきなり靴づくりはできないですよね?どこかで修行されたんですか?

 

 

 

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最初は靴職人さんに注文を出して、全ての工程をお願いしていました。

もともと仕入れて売る商売でしたから、お客様の注文をいただいて、この仕様で製作してください、という形で。

それから段々と職人さんに靴づくりの工程を教えてもらうようになって、木型の選定をしたり、靴の色を染めるようになりました。

靴づくりはものすごくたくさんの製作工程があるんですが、10ある工程のうち、1~38~10を立岡靴工房で行って

残りの大変に難しい部分である4~7の工程を職人さんにお願いしています。

 

 

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ーどんな工房で作られているんですか?

 

 

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立岡靴工房は、15畳くらいのコンパクトな作業場兼ショップになっていて、中央に大きなテーブルがあります。

お客様としっかり打ち合わせをさせていただくので、すぐテーブルの上は資料や見本でいっぱいになりますが(笑)

職人さんの作業場は、靴の街と言われる神戸にあります。専門の大きな機械や道具がたくさんある、工場という雰囲気です。

 

 

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ーオーダーの靴はどんな工程を経て作られるのですか?

 

 

 

 

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靴づくりは工程が多く、たくさんの道具が必要になってきます

革を靴の形に裁断することから始まって、ミシンで縫い合わせ、靴の形になるように立体的に成型して、

さらにいろいろなパーツを取り付けて、最後に仕上げで磨き上げるまで、100以上は工程があります。

 

 

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ー一番大変な工程はなんでしょうか?

 

 

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一番難しくて専門技術が必要なのが、靴を平面から立体にする作業、吊り込みという工程です。自分には出来ません。

また、靴を平面から立体に形成する前に土台となる部分、靴の型を表現する工程があります。

どの土台をベースにして靴をつくるのか。これは永遠のテーマのように思います。

例えば足の横幅をぐるっと一周測る、足囲と呼ばれる足を計測する部分がありますが

足囲が一周250ミリの足の人に、靴の型の同じ部分が250ミリで合わせても横幅が必ず合うとは限らない。

数字を合わせたから足に合う靴が出来るわけではないのが難しいところです。

 

 

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ーそんな細かい作業をやってるんですね。どうやって出来るようになるんですか?

 

 

 

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そこは企業努力でなんとか。靴と足のフィッティングの相性のデータを積み上げるしかないと思っています。

最初から100%の相性というのはなかなか難しいですが、少しずつ精度は上がっています

 

 

 

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ー実際のお客さんの声というのはいかがでしょうか?どんな人が悩んでいますか?

 

 

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足にぴったり合う靴がない、という悩みを持つ方が一番多いです。

 

 

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ー外反母趾の方とかですか?

 

 

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外反母趾の方もいるんですが、外反母趾じゃなくても足の幅が広くて靴がきついとか、逆に細くて合わない方もいらっしゃいます。

 

 

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ーお客様からの喜びの声ってありましたか?

 

 

 

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足に合う靴を履いた時の嬉しさって、言葉にならなくないですか?ぴったり合うとカラダ全体が気持ちいいし、気分は嬉しくなるし。

特に女性の場合はパンプスでも走り出したくなる、と言っていただいたことがあります。

他には、単に靴が足に合うだけではない部分で喜んでもいただくことがあります。

オーダーメイドの靴をつくる時、どんな靴を履きたいか聞くんですが、色やデザインを選ぶということは

将来どんな自分になりたいのか、どんな場所へ行きたいのか、理想の姿を考えてもらうことにもなります。

例えば高級な時計、車と同じように、身に付けることで理想の自分に近づけるような、

そのための背中を押してくれるアイテムがオーダーメイドの靴だと考えています。

自分の理想をヒアリングしてもらって選んだ靴を履くことで、もっと毎日が頑張れるようになりました。とか

「良い靴を履いてますね」と仕事でも話題になってお客様と会話が広がった、とか

いざ勝負!という時に履くと自分に自信が持てるようになった。とか

単に履き心地だけでなく、履いた先に起こる良い変化をお聞きするのはとても嬉しいことです。

 

 

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ーそれでは前半は一旦ここで終了しまして、リクエスト曲にまいります。

 

 

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ー東京ディズニーリゾート35周年のテーマソング「 Brand New Day 」という曲ですが、なぜこの曲を選ばれたんですか?

 

 

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今年も夏にうらじゃというお祭りが岡山市でありまして、その際にディズニーのパレードがありました。

そのパレードで流れていたのがこの曲でした。

僕は岡山青年会議所という経済団体に所属していて、岡山青年会議所のメンバーでうらじゃの裏方をやっていたんですが

ディズニーパレードを担当するメンバー達が大変な思いをして準備をしている中で、この度7月の西日本豪雨災害があって

多くの地域のお祭りが中止になる中で、岡山のうらじゃも開催するしないが検討されて、その中では感情的な意見もあったし

自分自身もボランティアに行ったり、いろんな現場やいろんな人たちの想いを見てきたから、正直迷うこともあって。

でも当日この曲でディズニーパレードがスタートした瞬間ものすごい感動したんです。

お客さんも関係者も、パレード会場全体が皆ワクワクしてるし、喜んでるし。ミッキーマウスは輝いてるし、なんか泣けてきて。

 

 

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ー良いエピソードをありがとうございます。

続いては、手染めのオーダーについてお話を聞きたいのですが、今日は多くの見本を持ってきていただいています。

 

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ーこの靴はツートーンカラーというのでしょうか、グラデーションになっていますね?

 

 

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立岡靴工房の特徴である手染めが表現できることは、例えば黒い靴は黒一色だけ、赤い靴は赤一色だけ、ではなく

手作業で色を入れることで何色も分けることが出来たり、グラデーションをつくって絵画のような表現が可能です。

例えばこのピンクとターコイズの二色のグラデーションのローファーは、自分用につくって履いているんですが

ピンクの優しさ、癒しのイメージとターコイズが持つ挑戦する気持ちやコミュニケーションをスムーズにする効果があって

優しい気分で元気にお話をして、クリエイティブな力を発揮して今日も頑張ろう!みたいなイメージでつくりました。

 

 

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ーそれは色彩心理学の要素がありますね。このグリーンと黒のグラデーションの靴はどうやってつくったんですか?

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これは下地にダークグリーンを染めた後に、つま先を黒く染めています。ラジオだと伝わりにくと思いますが。。。

 

 

 

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ーこの艶のある黒い靴は?

 

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エナメルの素材でつくっています。

当工房の靴は、靴の色や素材を選べるだけでなくて、靴の内側の色も選べます。

黒い靴の内側に真っ赤な革が貼ってあったらカッコよくないですか?

あと、ベルトの部分にスワロフスキーを埋め込んでいます。他にはない、自分だけのオリジナルを表現できます。

 

 

 

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ー靴のメンテナンスについてもお伺いします。

他店で購入した靴も修理をお受けされると伺っていますが、これは大変だったというものはありますか?

 

 

 

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最近だと、豪雨被害で泥に埋まってしまった靴のクリーニングを行いました。

真備のお客様から問い合わせがあって「なんとか出来ませんか?」ということで

泥や汚れを落として洗った後に油分を足したり磨いたりして、結構ピカッと綺麗になりました。

こんな靴だけど修理が出来るかな。っていう靴でも、諦めなければ意外となんとかなります。

SNSなどからでも問い合わせしていただいて、写真を送ってもらえたら見積もりも出来ます。

 

 

 

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ー今後4代目がやっていきたいことがあれば教えてください。

 

 

 

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いろんな目標がありますが、オーダーメイドで靴をつくるということは自分の理想を形にするということです。

自分の理想を形にすることで自分の夢を叶えやすくなる人を増やしていきたいと考えています。

単に足元が綺麗な人が増えると、その周りの人も綺麗な気持ちになるし、街も綺麗になっていく。

綺麗な靴を履いて、どんどん夢を実現させる人が増えると、世界がより一層楽しくなると信じています。

 

 

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ー今日はありがとうございました。

 

 

 

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ありがとうございました!

 

 

 

 

いつも最後までお読みいただいてありがとうございます!

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立岡靴工房では西日本豪雨被害の支援のために、ももたろう基金を応援しています。

公益財団法人みんなでつくる財団おかやまが設置したもので

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岡山県内における平成30年台風第7号及び前線に伴う大雨による災害に対する支援寄付基金

立岡靴工房でも何かしら現金で支援するようなコンテンツを作ろうと考えていますので

いろんな支援先がある中で、この「ももたろう基金」に寄付しようかな、と思っています。

理由は、信頼できる友達がやってるからです。

他にも良さそうなものが出てきたら、また改めてご紹介します。

自分が靴づくりの仕事ができる幸せを感じながら、自分の仕事にも癒されています。

明日も、いつもと同じように美しいものをつくり続けます。

関連記事:3年前、火事の被災者として今回の豪雨被害の翌日に行動して感じたことと思い出したこと

 

 

 

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