西日本豪雨岡山市ボランティア参加レポ

この度の西日本豪雨におきまして、お亡くなりになられた方々に心より哀悼の意を表するとともに
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

立岡靴工房では被害はなく、通常営業を行なっておりますが、店休日だった7月12日(木)朝の10時より

岡山市役所の南の公園に設置された山市北区災害ボランティアセンターへ活動に行ってきました。

 

9時からの受付開始だったんですが、10時を過ぎてもたくさんの方がマッチングを待っていて、担当の方が随時アナウンスをしています。

例えば。

「家の中の濡れた家財の運び出しで力仕事男性6人くらい行ける方〜畳とかすごい重いものを運びます。場所は〇〇です。乗り合わせで行ける方〜」

とか

「高齢者の一人暮らしで、濡れてしまった家財を集積所に運べないのでそのお手伝い。量は少ないです。女性でも出来そうな作業で、場所は〇〇です」

とか。

前の方の人から順番に案内されて、それぞれの場所へ支援に行くチームをつくります。

1人で参加している人も、友達同士で参加している人も、老若男女いろいろ。

服装もフル装備の人からTシャツ帽子にタオル。くらいの人も。

 

で、「〇〇へ行ける方〜?」っていうアナウンスなので、出来そうだ、と思ったら挙手。

ボランティアを仕分けする人手が少ないようで、積極的に挙手しないと支援依頼がまわってこない感じです。

 

それで、妻と参加していたので女性が行っても大丈夫そうな、割とここから近い現場のアナウンスがあったので手を挙げて、隣にいた女性2人とチームを組むことになりました。

 

 

「今から行ってもらうところは、こういう状況で、こんな作業があるという支援依頼が届いています」

 

「マスクや軍手、お水などは支給できるものがあるので、持ってなかったら使ってください」

 

「作業が早く終わったら、帰ってきてそれを報告してください。作業が終わらない場合でも、16時には帰ってきて報告してください

 

こんな説明でした。

 

それで、一緒のチームの方の車に同乗して依頼場所へ向かいます。

そこはマチナカに近いところなんだけど、道には水の跡があって、広場がゴミの集積所になっているんだけどものすごい量の家具や家電が積み重なっています。

道端や壁のところどころに、この高さまで水がきたんだな。って跡があって、けっこう埃っぽい。

大したことなさそうなエリアでも、マスクは必須。出来れ防塵マスク。なければ普通のマスクを二重にして

 

目も結構しぱしぱします。

これくらいならゴーグルいらないかな。って思って作業したけど(持ってきてたけど)

わってみたら付けたほうが良かったね。って話になりました。

 

滑り止め付きの手袋はマストだけど、水が引いたところでゴムの長くて丈夫なやつがベター

今回は触って怪我しそうなものはなかったけど、少しでも肌が出ているところに何か当たったら怪我する可能性あるので気をつけるに越したことはない。

 

靴もスニーカーよりは安全靴で長靴だとベター
重いものや硬いものが当たったり落としたり、運んでる途中に何かにぶつかったりするので自分を守って守りすぎることはない。

 

とにかく肌を出さないこと。

 

足首が見えてるとか完全にアウト。

被害が少なそうなところでも怪我します。

靴下も長いものを履く方が安全性を高めるのと、長靴の中が汗かいても気持ち悪くなりにくい。

 

 

ウチは靴屋なので、長靴のサイズが2人ともガバガバで歩きにくいなって話になって、

「長靴にインソール入れたら快適になるんじゃない?」

ってことでお店にあったインソールを入れたら足にぴったりして、快適に作業出来ました。


ホームセンターや百均にあるやつでも、長靴が大き過ぎて不快な場合はある程度効果あると思
います。

 

 

 


あと、重いものとか頑張って運びたくなるんだけど、特に長いものとかは1人で運ぶと危ない。

頑張り過ぎてもよくない。

 


熱中症も自分では気がつきにくい。

周りの人の顔が赤くなり過ぎていたら、自分も同じ状況かも。

 

「休憩しましょう」

もしくは

「私は少し休憩します。一緒に休憩しませんか」って

言えるような状況じゃないんだけど、家に帰ってきたらもうぐったり。

 

クーラーの中でごろごろしながら書いてます。

只今一生懸命休み中。

夜からまた全力で仕事するので。

 

 


予定していた作業が思っていたよりも早く終わって、家の人に「ありがとう」って言われたけど何て言っていいかわからない。

なんとか返した言葉が

「お疲れを出されませんように」

それしか言えない。

 


今回ボランティアに参加してわかったことは、

①少なくともその人は助けることができた。

②まだまだ先は長いっていうこと。

③フル装備で参加するに越したことはない。

 

 

あと、写真とか撮影する気分にはなれない。


岡山市の北区災害ボランティアセンターがいつまで稼働するのかはわかりませんが、

短時間の作業で1日だけでもスポット的に参加可能なので

『どこに行っていいか分からない』って人にはとてもいいと思いました。

軍手なども支給していたし。

 

 


逆に、知り合いのところなどの行きたい場所があるならしっかり情報を集めて、保険も含めてフル装備で行くって感じです。

ハードな現場では破傷風などの感染症対策も必要

 

SNSで害虫についての情報をくれた人がいて、火傷虫(やけどむし)っていう小さいアリみたいな害虫が大量発生しているところもあるみたいです。

やけど虫参考URL https://yamahack.com/312

素手で触ったり、潰したりして虫の体液が皮膚につくとやけどのような炎症を起こすとのこと。

その他、普段はいないようないろんな害虫がいる可能性ありますので害虫対策(虫除けスプレー、殺虫剤など)もした方がいいです。

 

 

 

 

 

最後に。

今回岡山市のボランティアで作業させてもらった家の人は一人暮らしのおばあさんだったんだけど

自分たちのチームが到着して一番最初にこんな意味のことを言ってました。

 

女性のボランティアの方が来てくれてほっとした!力のありそうな、いかつい男の人たちがトラックで来ると思っていたから」って。(男は自分だけ1、残り女性が3人のチームでした)

 

こういう災害時には力のある男手が必要だけど、一人暮らしで高齢の女性の場合は力仕事の男性だけじゃなくて、

力仕事は男性より出来ないかもしれないけど、女性同士でちょっと寄り添うことも大事な支援になるんだな。と思いました。

 

 

今後も週1で参加します。

どこを支援するのがいいかは、その時に決めます。

 


まだまだ大変な状況の中、支援活動を続けられている方、避難生活を送られている方の日常が早く戻ることを願っています。

 

 


最後まで読んでいただいてありがとうございます◎

 

 

 

立岡靴工房では西日本豪雨被害の支援のために、ももたろう基金を応援しています。

 

公益財団法人みんなでつくる財団おかやまが設置した

岡山県内における平成30年台風第7号及び前線に伴う大雨による災害に対する支援寄付基金

「ももたろう基金」 

スクリーンショット 2018-07-09 0.18.49

立岡靴工房でも何かしら現金で支援するようなコンテンツを作ろうと考えていますので

いろんな支援先がある中で、この「ももたろう基金」に寄付しようかな、と思っています。

理由は、信頼できる友達がやってるからです。

他にも良さそうなものが出てきたら、また改めてご紹介します。

自分が靴づくりの仕事ができる幸せを感じながら、自分の仕事にも癒されています。

明日も、いつもと同じように美しいものをつくり続けます。

 

 

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