毎日新聞掲載記事:世界に一つの靴を 焼失の老舗、再開目指す 表町商店街の立岡さん、「いい物集まる街に」活性化にも力 /岡山

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こんにちは。立岡海人です。

毎日新聞さんに取材いただきました。

来年で創業120年を迎えるという表町商店街(北区)の靴店「靴のタツオカ」4代目、立岡海人さん(33)が、「客の足に合ったものを」とオーダーメードにこだわった靴を手掛けている。老舗を守りつつ模索しながらたどり着いた形だが、昨夏には火災で店を失うトラブルに見舞われた。立岡さんは元の場所での店の再開を目指し、「いい物がもっと集まる街に」と店が続いてきた商店街も盛り上げていくつもりだ。【林田奈々】

 果物を思わせるようなピンクや赤、鮮やかな緑から黄色に変わるグラデーション……。立岡さんが工房で筆を運ばせると、みるみるカラフルな靴に仕上がっていく。

 先代の長男として生まれ、幼い頃から靴が身近だった。大学入学を機に県内を離れ、会社勤めもしたが体調を崩して退職。「家族が大事にしてきた店を守る」と後を継ぐべく2008年に県内に戻った。

 店を切り盛りするうち、従来の業態に限界を感じるように。既製靴の販売と修理が中心だった店は客層が常連に固定され、売り上げが伸び悩んでいた。素材の質を落とすメーカーが増える一方、職人が減り、「客に薦められる良い靴」が少なくなっていると感じ、病気の経験から、靴は足に合うことが大事だとも思っていた。

 そんな折、岡山駅近くへの大型商業施設の進出計画を知り、生き残り策を求めて県外の展示会に足を運んだ。そこで目を奪われたのが色とりどりの革靴だった。「靴ってこんなに自由だったのか」。衝撃を受けた。

 「自分にしかできないことを」と2014年9月、店頭で足を採寸して作る革靴に、自ら色付けするオーダーメードを開始。これまでにないような色の革靴作りに挑んだ。色だけでなく、形状や底の素材も選べ、自分の足に合った「世界に一つ」の革靴は評判となり、年間約100足を売り上げるまでになった。

 順風満帆かに思えた昨年7月、隣接する建物から出火し、4棟を焼く火災が発生。立岡さんの店にも火が移り、商店街中に白い煙が立ちこめた。必死に客から預かった靴を運び出していた立岡さんがふと気付くと、周辺の店主らが商品の靴が入った箱などをバケツリレーの要領で次々と店の外へと運び出してくれていた。立岡さんは店と街との長い付き合いの大きさを実感したという。

 現在、同じ場所での店舗再開に向け、近くに臨時のショールームを開設。知人の工房に間借りして靴の製作・販売を続ける。「オーダーメードの良さをもっと知ってほしい」と地元の若手職人と協力し、眼鏡やスーツと靴を合わせて注文できるイベントを開くなど、活動の幅も積極的に広げている。

ニュースサイトで読む: https://mainichi.jp/articles/20160422/ddl/k33/040/622000c#csidx08d0a26c5bea7c1be263bc0789bf4c0
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