世界中の足元をゴキゲンにする、立岡靴工房です。
今回はブライダル関係の演出に関わらせていただいたお話です。
20代のカップルで、
結婚式にオーダーシューズを2人で履きたいとのご相談をいただきました。
少しだけ奥様の方が年上。
固い雰囲気の式ではなく、家族と友達だけで1.5次会のようなパーティーをしたいとのこと。
何か面白い事が出来ないか。
ということで、指輪の交換ではなく靴の交換はどうでしょう。という相談をいただきました。
最初は2人でそれぞれの好きな色の靴(新郎はオレンジ、新婦はネイビー)を履きたい。から始まり
何かの話の流れで、靴の交換をしたら面白いんじゃないか。という話で盛り上がりました。
チャペルではお互い白い靴で入場してきて、家族の方がトレイに靴を載せて入ってきて
靴を受取り、新郎が新婦にひざまづき、パンプスを履かせる。
「私があなたの靴になり、幸せへ導きます」
とか
「一緒に人生を歩んでいくことを誓います」
とか
「シンデレラ!」
などなど色々とロマンチックなストーリーが想像できました。
ヨーロッパでは靴を贈ると縁起が悪いという文化もあったようですが
現代日本では特に問題はないでしょう。
若い夫婦が結婚式の皆の前でお互いに靴をプレゼントし合う。
ムッチャ良い話だと思いました。
最初は結婚式では白い靴のままで履いて、後から染めましょうか。
って話にもなったんですが(染め替え対応のブランドも結構あるんです)
人前式のあとすぐに着替えてパーティーでも履きたいってことで
それぞれの好きなカラーに染めての納品となりました。
![阿比留さま](http://tatsuoka.shoes/wp-content/uploads/2017/03/阿比留さま.jpg)
光の加減もありますが、オレンジはほんとにバリッとした鮮やかなオレンジ色です。
そして当日どうなったか。後日新郎新婦から写真が届きました。
ご紹介しても良いとのことだったので、いくつか画像を掲載します。
チャペルにて。
家族の方が本当に靴をトレイに載せて持って来られました。
参列者が一瞬ザワってなったそうです。(内緒だったらしい)
![1476142305859](http://tatsuoka.shoes/wp-content/uploads/2017/03/1476142305859.jpg)
結婚式だから当然なんですが、良い表情をされています。
おめでとうございます。という気持ちと同時に、何か面白い気持ちがこみ上げてきます。
そして、新郎が新婦にひざまずき、白い靴を履き替えさせるシーン。
何か神々しいものを感じると同時に、何か面白い気持ちがこみ上げてきます。
![1476095922563](http://tatsuoka.shoes/wp-content/uploads/2017/03/1476095922563.jpg)
打合せをする中で、何か台のようなものがあった方が良いのではないか。となりまして
式場で用意してもらったみたいです。靴交換のための台。
そして次は新婦が新郎にひざまずき、靴を履かせるのですが
「新婦って手袋してるから、あんまし細かいこと出来ないよね」ってことで
この画像です。
お父さん、ムッチャ見てますね。
お祝いしたい気持ちと、何か面白い気持ちがこみ上げてきます。
新郎は、自分で靴ヒモを結ぶことになりました。(進行上などの都合により)
そして、皆に見守られての退場。スゴくいい天気になったそうです。
白い衣装にそれぞれの色に染めた靴がよく映えます。天気もいいし。
![1476159519200](http://tatsuoka.shoes/wp-content/uploads/2017/03/1476159519200.jpg)
それから、少し衣装を変えてパーティーを楽しまれたそうです。
足に合ったパンプスを履くと、足の甲のラインがものすごくきれいに見えますね。
![1476102968274](http://tatsuoka.shoes/wp-content/uploads/2017/03/1476102968274.jpg)
結婚式で履きたいというオーダーはありましたが、セレモニーに使われたのは始めてでした。
2人を祝う特別な場面で、しかも靴の交換というイベントに関わることが出来て
とても幸せな気分になりました。
これからも2人仲良く過ごしていただきたいと思います。
ありがとうございました。
結婚式にて、指輪の交換。ではなく靴の交換にオーダーした靴
参考価格:
紳士靴:ホールカット、オレンジ系手染め加工 66,000円〜
パンプス:7.5センチピンヒール、ネイビー系手染め加工 55,000円〜
※納期は約2ヶ月です。イベントなどが決まっている場合はお早めにご相談ください。
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