ブーツの筒を伸ばすメンテナンスの事例

こんにちは。靴磨きしてますか?!

靴で自由に夢を叶えられる人を増やしたい(@TatsuokaShoes)立岡靴工房の立岡海人です。

いつもオーダーメイド靴のお問い合わせやご来店のご予約ありがとうございます。

 

寒い日にブーツを履こうと思ったらふくらはぎがキツくて入らない!といいう経験はありませんか?

今回のブログはブーツの筒を伸ばすメンテナンスの事例を紹介します。

 

お時間ない方はYouTubeでも公開していますので「ながら聞き」をお勧めします!靴のメンテナンスや靴づくりの動画を更新していますので是非チャンネル登録もよろしくお願いします(๑╹ω╹๑ )

立岡靴工房では、ブーツの筒の幅を広げる道具を持っています。

ロングブーツ、ショートブーツ、バイク用ブーツや乗馬用のブーツも履きにくい部分をストレッチすることで足が入りやすくなります!

お困りの方は是非お問い合わせいただければと思います。

 

 

写真では伝わりにくいと思いますので、実際に広げている動画をご覧ください。

レバーを回すとワニの口が開くようにブーツの筒が広がっていきます。

素材が痛んでいると破れたり、裂けたりすることがあるので気をつけないといけません。

 

ただ広げていくだけでは限界があります。

伸びる限界もありますし、以前には無理な力を加えすぎて靴を壊してしまったこともあるので「これ以上はやめとこう!」となった場合にも奥の手があります。

ブーツの筒がキツくて足が痛くなる原因の一つに、靴を縫い合わせている糸の縫い目がある部分(革と革が重なっているところ)が硬くなってることがあります。

革に硬い部分があると、足に対して点で圧迫されることで痛みが出ます。

固いところが柔らかくなると、点で当たっていた部分が面で当たるようになり、痛みが少なくなるんです。

 

 

ただ、この方法も力を入れ過ぎると革を痛めてしまったり、柔らかくなりすぎてユルユルになってしまう可能性もあるので注意と技術が必要です。

ブーツだけでなく、スニーカーやパンプスにも応用できるので、親指の付け根が当たるとか、靴のベルトがくい込んで痛い場合にも柔らかくすることで靴を足に合わせていくことが可能です。

 

 

 

 

必ず○センチ伸びる!とは言えないんですが履きやすくなる可能性はありますので是非ご相談いただければと思います。

 

ブーツのストレッチ 1件 3,300円〜です。

おおよそ10日間ほどお預かりして、少しずつ広げていきます。

ご来店の際はご予約をお願いしますね!

 

( ͡° ͜ʖ ͡°) 本日の雑談 (๑╹ω╹๑ )

 

 

 

ブーツのストレッチャーを発見したのは、まだ靴屋に入社したばかりの頃。お店が休みの日に靴屋を片付けていた時のこと。

何年も放置されていた倉庫からほぼ新品のストレッチャーが5台も出てきました。

「これはまだ使える!」と思ったのでお店に持ってきてお客様のブーツを伸ばし始めたんですが、ある日預かったエンジニアブーツの履き口のベルトを開けたままストレッチをしてしまいブーツが裂けてしまったことがあります。

今でも覚えていますが、オークションで落札した中古レッドウイングの茶芯PT91だったので同等の商品を探してきて弁償した苦い思い出があります。

それからは失敗なく今に至ります。

 

 

 

いつも最後までお読みいただきありがとうございます。

靴のメンテナンスやオーダーメイドでのご来店はご予約制で承っています。

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