こんにちは。
?世界中の足元をゴキゲンにする?✨
(@TatsuokaShoes)
立岡靴工房の立岡海人です。
いつもオーダーメイド靴のお問い合わせや
ご来店のご予約ありがとうございます。
今日のブログでは、立岡靴工房が得意としております
手染めでの靴の色直し事例をご紹介します。
【スニーカーのメンテ】
スウェード革の部分って
色褪せするじゃないですか革靴用のクリームは塗れないし
スウェード用スプレーは
他につかないようにするのが
ちょっと面倒染め替えだと
しっかり色が入るので
色ムラも起こりにくく
発色も長持ち自分でも出来るよ案外https://t.co/aifa1wE0NI pic.twitter.com/HbmdXThcuw
— ?立岡靴工房?世界中の足元をゴキゲンにする (@TatsuokaShoes) September 8, 2020
スニーカーでも何でもなんですけど
スウェードの部分って必ず色褪せします。
ぶつけたり、擦ったりしても色褪せするし
日差しや照明でも日焼けして色褪せします。
特に黒は白っぽくなって目立ちやすいので
今回は黒いスウェード革のスニーカーの色直し。
ビフォーアフター並べてみました。
つま先の部分や、靴ヒモの穴の周辺が
結構白っぽくモケモケしている状態を
バリッと黒く染め直す工程のご紹介です。
ナイキのスニーカーって、限定モデルが多くて
同じデザインが手に入りにくいんですよね。
だから、同じ靴を買い直せば良いじゃん。って出来ない。
そうなると、修理が可能だったらやってみようか。って話。
染め替えする前のつま先です。
普通の革靴でもつま先って傷つきやすいんですが
スニーカーだとラフに履いてしまうこともあって
いつの間にか痛めてしまうもの。
革を染める染料を使って、染み込ませるようにヌリヌリ。
今回は全体的に黒っぽいデザインのスニーカーなので
あまり気を使わずに塗り直しができますが
薄い色との組み合わせたデザインだった場合は
色移りしないように注意が必要です。
場合によっては、マスキングをしまくることもあります。
【染め直しの注意】
染み込ませ過ぎてはいけない
3つの理由①裏地まで染み込んでしまうと
足、靴下への色移りが起こる②糸の縫い目へ多く染み込むと
思いがけないところまで
染料が広がって染まる③パーツが重なっていると
時間が経って染み広がるので
後から気づいても修正しにくい pic.twitter.com/fLKhGpW9HM— ?立岡靴工房?世界中の足元をゴキゲンにする (@TatsuokaShoes) September 8, 2020
この辺までは大丈夫なんですが
靴底のカカト周辺が白いウレタンなので
染料を染み込ませすぎるとアウトなんです。
理由は、革の裏まで染み込みすぎると
くっついている部分に黒が滲んでしまうから。
こういう縫い目の部分も要注意。
糸が通っているので、糸を伝って染み込みます。
ナイキのロゴが黒く滲むのは避けたいので
縫い目の上は軽く撫でるくらいにしておこう。
塗る場所によって、筆の太さを変えることもあります。
広い部分を塗るときは大きい筆。
細かいところを塗るときは、細く小さい筆。
白い靴底との境目の部分は、細い筆で塗ります。
ギリギリまで塗るのが理想ですが
ギリギリまで染み込ませすぎると、色移りするので
見えない部分に関しては攻めすぎない。
一度塗りでは色が入りきらないことがあるので
2回〜3回塗ればバッチリです。
半日以上しっかり乾かして、
翌日とかに無色のスウェード用の栄養スプレーを振って
スウェード用のブラシで毛並みを整えて
さらに防水スプレーで仕上げると、より良いです。
【染め替えのデメリット】
染料で少し革がパリッと硬くなる
つるっとした革なら
デリケートクリームなどで
カバーできるけどスウェードの場合は
スウェード用スプレーと
ブラッシングで
表面の毛をケアするくらいでもともとのモフモフには
戻らない可能性が高いけど
それくらい
えんちゃうかな pic.twitter.com/Re3QyzaiHv— ?立岡靴工房?世界中の足元をゴキゲンにする (@TatsuokaShoes) September 8, 2020
あえて染め替えのデメリットをあげるとしたら
染料で革が少しだけ硬くなってしまうこと。
もっと良い仕上げ方があるとは思うけど
普段のメンテナンスでは十分です。
この染め替え加工で使用した染料はこちらで販売しています。
立岡靴工房 / クリーム・リキッド
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岡山で手染めカラーパターンオーダーの靴屋をやっています。 パティーヌの加工工程や靴のメンテナンス方法を中心に更新しています\\\\٩( ‘ω’ )و ////
【ハッピーソックス】
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足元がゴキゲンになるスウェーデンの靴下です。
カラー展開が多く、デザインもユニークなので
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