同友会の成文化はクソだ。っていう問題提起から始めたらどうか?
ってノリから始まったんですが、物事はそう単純ではなかったですね。
知ってたけど。
成り行きで
「成文化はクソ」
という報告をすることになった。
サブタイトル
〜人間関係のないフィードバックはハラスメント〜#成文化 #同友会 #岡山同友会青年部 #経営指針成文化研修 #例会
— たつ@岡山青年経済人ブロガー (@tatsuokakaito) 2018年11月15日
同友会と青年会議所と商工会議所青年部のどれかに入ろうと思ってて
まず同友会を選んだ岡山靴屋ブロガーたつ(@tatsuokakaito)です。
同友会歴は3年。
入会と同時に青年部にも入部したので仲間も増えてきた今日この頃。
自分たちが担当する例会の内容をどうしようか。という話をしてたら
「タッちゃんが成文化を途中で逃げ出したってレポートはどうかな〜?」
という振りがきまして
(正直ムッチャ面倒いけどちょっと面白そう・・・)
ってなったので簡単なインタビューを受けることに。
もうね、毎回もう同友会は辞めようかな〜仕事もJCも仕事増えてくるし。
って思うんだけど、絶妙なタイミングで引き留められるんすよね。
縁があるんだろうな〜
リアルな体験をぶつけて問題を語り合うその人にしか出来ない例会づくりとは何か?
について打ち合わせする #岡山同友会青年部 のメンバー。
毎回顔を合わせる前は
「もう辞めよう」
と思いながら行くんだけど
話が終わる頃には
「面白そうだからもう少しやってみよう」
に変わる不思議なパワーがあるな pic.twitter.com/WrWZVVhUo5— たつ@岡山青年経済人ブロガー (@tatsuokakaito) 2018年11月15日
ということで、レポートの叩き台になるインタビューを受けたので
公開しちゃいます。
同友会の成文化研修とは、正式には経営指針成文化研修といって
その名の通り経営の指針を成文化=仕事に対する想いと計画を文章に落とす研修です
#中小企業家同友会 の #経営指針成文化研修 で最初の方に書いた
立岡靴工房の #経営指針検討シート 一部抜粋。お客様のために
「自分の仕事をわかりやすく伝えるため」のコトバとも言えるってメモで書いてた。
読み返すと「この時より成長したな〜」って思いますよ。#岡山同友会#同友会青年部 pic.twitter.com/IcZg0tQ1pE
— たつ@岡山青年経済人ブロガー (@tatsuokakaito) 2018年12月3日
こんなことやあんなことを、書きにくいなーと思いながら捻り出しては
「これはどういう意味ですか?」と研修スタッフから詰められる研修です。
これは、詰められて嫌になって辞めた理由についてのブログです。
「自社の歴史と自分の歩み」検討シートってのもつくりました。
経営や営業などいろんな研修を受けてきたけど、基本はこういうところからってのは後からじわじわくる。
ただ、非常に書きにくい。
参考書籍も非常に読みにくい。
同友会のルーツが戦後の経済復興からと思えば納得出来なくもないけど。 pic.twitter.com/HfCkPLYBv5
— たつ@岡山青年経済人ブロガー (@tatsuokakaito) 2018年12月3日
立岡海人「成文化はクソ」までの道とこれから 〜叩き台〜
質問!
1.成文化(研修)との出会いと受講しようと思った動機を教えてください。
岡山同友会の代表理事で藤井さんっているんだけど、同友会で同席した際に
「成文化は良いよ。受講したら絶対に会社が良くなる」
と言ってくれた記憶があって、押し付けないけど熱く心に迫ってくるような話し方だったので
なんか説得力があったんすよね。
「この人が言うんだったら間違いなさそうだなー」って。
あと、同友会の例会に参加していると
「成文化したら会社が良くなった」話しが結構、出てくるし
例会のプログラムで参加者がテーマに沿って小グループで討論する中でも
「成文化を受けて社員との接し方が変わった」とか
「社員はいないけど成文化を受けて良かった」とか出てくるので
成文化は同友会のスタンダードなんだという認識と
「受講しないと同友会の良さがわからない」気がして
研修は半年間、毎月開催されるんだけど2回欠席したらその時点で終了ってルールなので
予定が開けられるタイミングを何度か伺っていた。
んだけど、だんだんとその頃は同友会もうやめようと思ってて
ただ、そんなに良いと言われるものなら受講してみて、よかったら続けようと思ってた。
あと、成文化受けてないと一人前じゃない。みたいな雰囲気が岡山同友会の中にはあるじゃないですか。
それって何かやだなーと思ってて、それに対しては特に文句もなかったけど、
一回受けたらなんか同友会でも何かがやりやすくなるかな。とか考えてみたわけ。
別に同友会の中で上に行きたいとは思わないし、当時も今も全く思ってないけど
ちょっと周りの人の目が気になったりしたわけ。
自分に自信があったり、やりたいことが明確だったら気にしなくてもいいんだけどね。
それで、実際にやってみようと思った具体的なところなんだけど
自分の仕事、立岡靴工房は初代から数えたら4代目。後継者になるんです。
それで、代替わりを期に第二創業で新しく立ち上げたオーダー靴事業も3年目を迎えて
自分は何を大事にして仕事をするのか考えてみたい。という思いと
同友会やJC、その他仕事以外での活動が増えていく中で本業がおろそかになってきていて。
まずは本業を固めようと。
ずっと自己流でやってきたけど、型を学んでみようと。
仕事でうまくいかなくなっていた部分もあったから、自信をなくしかけていたり。
他の人と同じこともやってみようと思って。
売り上げが落ちると不安になるじゃないですか。だから安心したかったんだよね。
あとは、同友会の人たちともうちょっと仲良くなりたいな。とも思ってて。
「もう辞めようかな〜」って考えるときは大体もう楽しくない時じゃないですか。
丁度去年2017年の7月から岡山青年会議所にも入会したんだけど
岡山青年会議所って入会したら半年間の新会員研修があるんですよ。
ちょっと大変な課題を新入会員全員でクリアしよう。っていうプログラムがあって。
実際に半年間のプログラム中に同期のメンバーと課題をクリアしていくと、だんだん仲良くなってきて
メンバー同士で共通の体験があるとなんかいいんだな。って思ったんです。
今までほとんど個人で活動してるから、誰かに合わせることも無かったし
性格も背景も違うメンバーと同じ研修を受けてると、意外となんか良かったんだよね。
っていうところだな、なんかいい。っていうその「なんか」って何なんだろうね。
今から思えば
「自分の仕事だけを優先してやってれば悩んだり迷うこともなかった」とは思うけど
仕事に直接関係ないことも頼まれて、何から片付けていけば全然わからなくて、2018年の初めから春夏くらいのこと。
「これをやったら良くなるんじゃないか」
っていうのを外に求めてて、実は自分の中というか足元を固めていけば内側から良くなるんだよな。って
今はどうして気づいたかわからないけど、そんな風に思ってる。自分と向き合えなかったんだなぁって思うよ。
2.成文化で一番苦労したこと、学び、「成文化はクソ」と思った訳を教えてください。
一番苦労したことは、
資金繰りがもう無理ってなってる時に、理念とかムリ!ってなったこと。
思考停止よ。もうムリーって。
誰かに相談する余裕もなくて。
今から思えば、成文化を受講してた同期のメンバーや、以前に受講したことある人とか、
研修スタッフとかに「もうムリー」って言ってたら何か違ってたのかもしれないけど
「もういじけた!」って感じよ。子供だよね。
完全にいじけてました。
で、もう関わりたくない。とか思いながら研修会場に行くと
「そんなん甘い考えじゃだめだー!」とか言われるわけですよ。
わざわざ他人の仕事のことのために半日も時間をつくってダメ出しをしてくれるのは有難いとは思うけど
そもそもキャパオーバーだから、もう攻撃されてるとしか思えなくてね。
厳しい指摘は嬉しいけど心が折れましてね。
もともと資金繰りで消耗して細くなってたから。
丁度その研修の同日程で、研修が終わってから同友会青年部の総会がプラザホテルで開催されまして
ハートがローだからああいう場所にいくと辛いわけ。
いじけてるからね、人がたくさんいるともう消えたいわけよ。
でも自分が総会の担当メンバーだったから消えるわけにもいかないし。
総会の途中で、卒業生に花束の代わりにバルーンを渡すシーンがあったんだけど
色とりどりのバルーンがホテルの会場内にプカプカ浮いてるのが面白かったことは覚えてる。
岡山中小企業家同友会青年部の卒業式で
卒業生にお祝いの花束の代わりにバルーンを渡した2018年。プカプカ浮かぶバルーンを見てたら
成文化研修で落ち込んだ気分が少し明るくなった思い出がある。この後サプライズでベリーダンスのアトラクションがあったんだけど
今となってはそれも良い思い出。 pic.twitter.com/xJfDN7foAK— たつ@岡山青年経済人ブロガー (@tatsuokakaito) 2018年12月2日
で、2018年の7月に豪雨災害があって、予定していた成文化研修の日程が変わって、
日程振替の案内があったけど、行こうと思ったら参加できたと思うんだけど心折れて欠席。
優先度がもう低かったし、課題も難しいから出来てないし、
どうせフィードバックと言う名のハラスメントされるだけやろ、って思って。
で、8月の研修開催日はうらじゃの日でもともと参加するつもりがなかったので
これで2回欠席だから終了だなー。てなって、
確か同友会の事務局から継続についての連絡があったと思うけど、その頃の記憶はないな。
「いろいろと自分のことを気にしてくれる人がいたんだろうな〜」
というのは覚えてるけど。何かやってもらったということはなかったんじゃないかな。
そのあとすぐ北支部の8月例会では座長という責任者のような役割をいただいてあって
成文化も辛いだけだったからもうこのままフェードアウトで良いわ〜って思ってたのに
その役割があったからもう少し同友会やってみようか、というより、やめれん。ってなってて
しかも8月例会が終わったら8月末には同友会青年部の8月例会にも出演が決まってて
それが全部さらっと終わったらもう今度こそ同友会やめよう!と思ってたんですよ。実は。
だから青年部の8月例会では新規会員拡大がテーマのパネルディスカッションのパネラーだったので
「同友会には成文化っていう素晴らしい研修があるよ!」って言ってたんだけど、心の底からは言えないよね。
なんかプレの段階でそういう流れがいいかなってことでそのまま言ったけど、
実際は受講することが良いかどうかなんて受講を諦めてるからわかんないし
出来ればやり切りたかったから途中で終了したこと対して悔しい気持ちはあるんだけど
それより自分の仕事を立て直さないといけない状況で良くここまで参加したな〜って思いますよ。
そうそう、7月の豪雨で靴屋も相当売り上げ落ちたんですよ。
どうやって生活してたんだろうってくらい。
だから座長もパネリストもやめたかったですよ。やったけど。
結論。
「成文化はクソだ」って思ったのは
上手くいかなくなって「いじけてたから」です!だから成文化自体はクソじゃない!
自分の日頃の行いがクソだっただけですね。多分、そんな感じ。
でも発酵は循環のプロセスだから、今は仕事も含めて自分の周りは少しずつ良くなってきた。
もしかしたら、途中で成文化研修を諦めたからかもしれないです。
終了したことで、やらないといけないことに集中したから。
成文化の関係者にはお手数おかけしました!って想いがある。
「気にかけていただいたのに最後まで出来ずにすいませんでした!」って感じです。
だから、最初は研修の内容について何か伝えたいことがある気がするって思ったけど、
こういう失敗をしたけど、今は何とかなりつつあるよ!って話が出来るかなぁ?まだ見えてこない。
ただ、人から気にかけてもらったってことと、自分がいじけてることに気づけたのはJCの研修のおかげ。
JCの研修で、最初はハラスメントだと感じた指摘も、気にかけてもらっていたからだと途中で理解出来たし
「もう無理」って感じた時も「それはいじけてるだけやろ」っていう指摘を受けて納得したことがあって。
もし同友会の成文化だけを受講してたら、本気で悪意をもって
「成文化はクソ」って言ってたと思う。
なぜなら人間関係のないフィードバックはハラスメントだからだ。
それを超えたところに絆が生まれるのだ。というのは時代遅れ過ぎやしないか?
でも、それを超えたところに絆が生まれることはあるし、
絆が生まれた人間関係のあるフィードバックほど役に立つものはない。
ということも経験上知っている。(主にJCで学んだ)
時代遅れを責める前に、先にアップデートする必要があるのは他人や社会ではなく、常に自分自身だ。
とは思いますよ。
同友会や研修自体はアップデートしないでいい、ということではない。念のため。
例えば、研修を受けている人をもっとフォローする体制があったほうが良くない?とか。
3.「2.」で得た学びや経験をどう活かしたいと思っていますか?活かしていますか?
締め切りと無茶振りが人を成長させる!と最近思ってて
学びは、そうっすね。学びは。。。まずは自分の仕事をしろってことと
学んだので今は自分の仕事をしてるってことと、無理と思ったらやめたらいいってこと。
ただね、ちょいちょい思い出すことがあるのが、
例えば最初に出てきた藤井さんとは別の代表理事で、豪雨被害で大変な中でも
青年部の8月例会に参加してくれて
「JCも良いけど、成文化だけはやりきってから他のことをやったほうが良い」って言ってくれたり
最初に出てきた藤井代表理事は
「絶対、あなただけの、いいものができるから頑張ろう」と言ってくれたりしたのは励みになったし
座長っていう責任者を務めた8月の北支部例会でも何か気にかけてもらってるなぁ、と感じたりする中で
応援してもら気持ちをもらったから、これは誰かに送らないといけないなあと。
自分にやってもらったことは、誰かにやることができるなぁ、とはすごい思ってて
この前の打ち合わせでも、同友会青年部の安信部長が言ってくれるわけですよ。
もう同友会では役を受けない。前には出ない。何なら退会しようって思って参加した打ち合わせで
「タッちゃんしか話せない成文化の話があるんじゃないかなぁ。。。」って言われたら
なんかちょっとやる気になるんだなと。こういう乗せ方できるようになりたいな。と。
軽い気持ちで受けたものの、正直まだこれを進めていけそうかどうかは半々。
やっぱしやめようか、というところと、もう少しやってみようかなぁ、というところ。
ただ、成文化を受講する前よりは、仕事が少しうまくまわり始めているのは事実。
また成文化研修にチャレンジするかと聞かれたら、今はプレイヤーとしての仕事を優先させたいから見送る。
でもプレイヤーとしての仕事を優先させたい。と思ったのは成文化研修を受講したからとも言えるし
「靴を大切にする文化を広める」っていうテーマが決まったのは成文化で
「何のために働くのか?」を悩んで考えたから。
お金のために働く訳ではない。お金は働くための条件であって理由にはならない。
同じ理由で、家族の幸せも、働くための条件のようなもの。
楽しく生きる。自分らしく、活き活きと生きるといった、自己実現を通して何を表現したいのか。
靴屋の仕事に限って言うなら、それは「靴を大切にする文化を広める」ってしっくりくるわけ。
なので、2018年10月の時点で立岡靴工房が目指す理念は
靴を大切にすることが出来る人は、自分を大切にできる。
自分を大切にすることができる人は、周りのことも大切にできる。
靴を大切にすることが文化として広まれば、
世界はお互いを大切にし合うことができる。
というもの。
研修で作ったものとは全く違うものになったけど、それはそれでよかったな〜。
そんなところで、今日は時間切れです。続きはまた来週までに考えてきます。
(難しい宿題でたわー)
当時作った10年ビジョンはコチラから見ることができます。
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